「人に優しくされた時、自分の小ささを知りました」
これ間違いないですね。
アフリカチャンピオンのザンビア人にフットサルの試合中、接触し体勢を崩し、地面に手をつき、まさかの右檮骨尺骨遠位部骨折という軟弱ぶりを発揮してしまった私は、1ヶ月ぶりに任地ドルベテに帰ってきた。
1ヶ月ぶりのドルベテ、そして活動は感動と衝撃の連続だった。
まさに、赴任した当初のように驚き、考えさせまくられた1週間となり、改めて初心に帰ることができたような気がする。
本当にいろいろなことが起こりすぎた。
そのためブログでは、2つの出来事を要約を交えながらお知らせしようと思う。
<要約>
同僚スマチョウが葬式のため授業をカバーして欲しいということを言ってきたのでスマチョウのクラスを受け持つ→授業中生徒がまさかの肘がS字型になるような脱臼→1ヶ月前の自分がフラッシュバック→ヘルスセンターに速やかに運ぼうと考える→今の私の右手は握力2ぐらいしかないことを思い出す→運べない→先生を呼んで来いと生徒に指示→先生来る→先生は生徒にはめろと指示→生徒簡単にはめる→エキスパートと呼ばれるおばちゃんがよくわからない治療を施す→みんな治ったと言う→医療が整っていない環境でスポーツをリスクを犯してまでするメリットは?→ハイリスクハイリターン→責任→勉強不足痛感→勉強しよう→読む→馬場本すげぇ→勉強しよう
その生徒はその後、毎日家に行って様子を見たが、「よくなっている」と言いつつも、かなり辛そうだ。あの時の脱臼が果たして脱臼だったかも疑わしい。私も1ヶ月前は手首がS字になった時、脱臼だと思っていたが診断の結果はグチャグチャだった。
ドルベテには病院がない。ヘルスセンターという施設があるのだが、そこには医者はいない(ヘルスオフィサーと呼ばれる人はいるらしいのだが)。大きな病気や怪我をした場合はバスで1時間かけてバハルダールの病院までいかなければいけないのが現実だ。
多くの人はバス代が払えないため、病院には行かない。いや行けない。
スポーツを指導する者にとって怪我はつきものであり、いくら気をつけていても気を張っていても起こるものは起こる。
日本なら、怪我をしてもすぐに救急車が来て病院で治療でき、保険が利いて金銭面の問題もない。
しかし、ここではそうはいかない。
スポーツで大きな怪我をして、ちゃんとした治療が受けられず一生手や足が使えないような状態になることものなくはない。
そんなハイリスクな状況で行うスポーツの意味とは?
結構悩み考えたが、それでもスポーツを行う意味は十分にあると私は考える。
その理由は今週あった二つ目の出来事にある。
以前から私が行ってきた「セルJr.プロジェクト」(過去のブログ参照)。
1ヶ月ぶりに任地に帰ってきてからも順調にセルジュニアたちは指導を続けていた。
タンサイとタシェの二人の小さなコーチは、それぞれ16~18人の子どもたちに継続してサッカー指導を行っていた。
コンドームや靴下でボールを作らし持ってこさせ、時間を守らせ、出席をとり、工夫したウォーミングアップやドリル練習を織り交ぜながらプランニングをしっかり行うなど、指導の質は確実に向上していた。
そして驚くべきことに、タンサイのチームの子どもたちがさらに小さい子どもたちのためのチームを作っていた。
要するに、
Genta(セル)→タンサイ(セルジュニア)→タンサイのチームの子どもたち(セル3世)
ということだ。
セル3世たちが指導するチームは計3チームあるらしく、これは私の想像をはるかに超えた出来事だった。
タンサイが上手く言ってチームを作らしたのかどうかはわからないが、タンサイのチームの子どもたちにとってさらに小さな子どもたちを指導するのはブームになっているようだ。
小学5年生の彼らが指導している姿は、まるで96年代日本中の子どもたちが夢中になっていた「たまごっち」ぐらい真剣だった。
そして、このセル3世が自然発生した現象を私はこう呼ぶことにしよう。
「たまごっち現象」
相変わらずネーミングセンスに定評があるとは思えないが、たまごっち現象によりサッカーを一生懸命するキッズたちの笑顔を見ていると「やっぱサッカーやで!」と思わずにはいられなくなる。
よってやはり、スポーツは人々にとって文化となるべきものであって、生涯通じて行っていくべきものなのである。
そして絶対に忘れていはいけないことがスポーツによって起こる怪我などのリスクマネージメント。今ドルベテのような発展途上地域はそのようなリスクマネージメントは厳しい状況かもしれないが、スポーツは人々から切っても切り離せないものであるため、一刻も早く「医療」が発展するしかないのである。
結論は「一刻も早く医療を発展させよう!!」である。
セル3世によるたまごっち現象

ただ怪我に強いのは間違いない・・・。

ただ怪我に弱いのは間違いない・・・。

ただボンバーなのは間違いない・・・。

これ間違いないですね。
アフリカチャンピオンのザンビア人にフットサルの試合中、接触し体勢を崩し、地面に手をつき、まさかの右檮骨尺骨遠位部骨折という軟弱ぶりを発揮してしまった私は、1ヶ月ぶりに任地ドルベテに帰ってきた。
1ヶ月ぶりのドルベテ、そして活動は感動と衝撃の連続だった。
まさに、赴任した当初のように驚き、考えさせまくられた1週間となり、改めて初心に帰ることができたような気がする。
本当にいろいろなことが起こりすぎた。
そのためブログでは、2つの出来事を要約を交えながらお知らせしようと思う。
<要約>
同僚スマチョウが葬式のため授業をカバーして欲しいということを言ってきたのでスマチョウのクラスを受け持つ→授業中生徒がまさかの肘がS字型になるような脱臼→1ヶ月前の自分がフラッシュバック→ヘルスセンターに速やかに運ぼうと考える→今の私の右手は握力2ぐらいしかないことを思い出す→運べない→先生を呼んで来いと生徒に指示→先生来る→先生は生徒にはめろと指示→生徒簡単にはめる→エキスパートと呼ばれるおばちゃんがよくわからない治療を施す→みんな治ったと言う→医療が整っていない環境でスポーツをリスクを犯してまでするメリットは?→ハイリスクハイリターン→責任→勉強不足痛感→勉強しよう→読む→馬場本すげぇ→勉強しよう
その生徒はその後、毎日家に行って様子を見たが、「よくなっている」と言いつつも、かなり辛そうだ。あの時の脱臼が果たして脱臼だったかも疑わしい。私も1ヶ月前は手首がS字になった時、脱臼だと思っていたが診断の結果はグチャグチャだった。
ドルベテには病院がない。ヘルスセンターという施設があるのだが、そこには医者はいない(ヘルスオフィサーと呼ばれる人はいるらしいのだが)。大きな病気や怪我をした場合はバスで1時間かけてバハルダールの病院までいかなければいけないのが現実だ。
多くの人はバス代が払えないため、病院には行かない。いや行けない。
スポーツを指導する者にとって怪我はつきものであり、いくら気をつけていても気を張っていても起こるものは起こる。
日本なら、怪我をしてもすぐに救急車が来て病院で治療でき、保険が利いて金銭面の問題もない。
しかし、ここではそうはいかない。
スポーツで大きな怪我をして、ちゃんとした治療が受けられず一生手や足が使えないような状態になることものなくはない。
そんなハイリスクな状況で行うスポーツの意味とは?
結構悩み考えたが、それでもスポーツを行う意味は十分にあると私は考える。
その理由は今週あった二つ目の出来事にある。
以前から私が行ってきた「セルJr.プロジェクト」(過去のブログ参照)。
1ヶ月ぶりに任地に帰ってきてからも順調にセルジュニアたちは指導を続けていた。
タンサイとタシェの二人の小さなコーチは、それぞれ16~18人の子どもたちに継続してサッカー指導を行っていた。
コンドームや靴下でボールを作らし持ってこさせ、時間を守らせ、出席をとり、工夫したウォーミングアップやドリル練習を織り交ぜながらプランニングをしっかり行うなど、指導の質は確実に向上していた。
そして驚くべきことに、タンサイのチームの子どもたちがさらに小さい子どもたちのためのチームを作っていた。
要するに、
Genta(セル)→タンサイ(セルジュニア)→タンサイのチームの子どもたち(セル3世)
ということだ。
セル3世たちが指導するチームは計3チームあるらしく、これは私の想像をはるかに超えた出来事だった。
タンサイが上手く言ってチームを作らしたのかどうかはわからないが、タンサイのチームの子どもたちにとってさらに小さな子どもたちを指導するのはブームになっているようだ。
小学5年生の彼らが指導している姿は、まるで96年代日本中の子どもたちが夢中になっていた「たまごっち」ぐらい真剣だった。
そして、このセル3世が自然発生した現象を私はこう呼ぶことにしよう。
「たまごっち現象」
相変わらずネーミングセンスに定評があるとは思えないが、たまごっち現象によりサッカーを一生懸命するキッズたちの笑顔を見ていると「やっぱサッカーやで!」と思わずにはいられなくなる。
よってやはり、スポーツは人々にとって文化となるべきものであって、生涯通じて行っていくべきものなのである。
そして絶対に忘れていはいけないことがスポーツによって起こる怪我などのリスクマネージメント。今ドルベテのような発展途上地域はそのようなリスクマネージメントは厳しい状況かもしれないが、スポーツは人々から切っても切り離せないものであるため、一刻も早く「医療」が発展するしかないのである。
結論は「一刻も早く医療を発展させよう!!」である。
セル3世によるたまごっち現象

ただ怪我に強いのは間違いない・・・。

ただ怪我に弱いのは間違いない・・・。

ただボンバーなのは間違いない・・・。

# by genta_ishibe87 | 2012-03-25 04:38