Volunteer
お久しぶりです。
いきなりですが、みなさんは「ボランティア」と聞いて何を思い浮かべますか?
5秒間ぐらい考えてください。
私たち青年海外協力隊は「JICAボランティア」として、発展途上国に派遣され、教育、環境、医療、スポーツなどの様々な分野で途上国の発展のために2年間活動しています。
しかし、私の「ボランティア」という言葉のイメージはちょっと違っていました。
ボランティアと聞いて、私がまずイメージするのは・・・
「掃除」
この言葉を思い浮かべた人は少なくないのではないでしょうか?
ボランティアという言葉を広辞苑で引くと、
(義勇兵の意)志願者。奉仕者。自ら進んで社会事業などに無償で参加する人。
とある。
まさに「掃除」はボランティアの基本ではないだろうか?
町の掃除や公園の掃除、山や海の掃除、スタジアムや甲子園球場の掃除。
あらゆるところでボランティアの人々が掃除をしている。
なぜ、掃除かというと、おそらく掃除をして困る人や嫌な思いをする人は99.9%いないと思うし、間違いなく人のためになる仕事だからである。
私はエチオピアに来て、ずっと考えていた。
「ボランティアとは何か?」
そして、今回一つの答えを見つけた。それが「掃除」だ。
エチオピアは(エチオピアだけかどうかわからないが)、ゴミを捨てる場所がない。だから人々は道端に平気でゴミを捨てる。道端がゴミだらけでも全く気にしない。私は初めてエチオピアに来た時、ゴミの多さと汚さに驚いた。
そして、鼻かみを「スローイット!!」と言いながら、アンダースローで投げていた一人の教師に聞いてやった。
ゲンタ「何でエチオピア人はゴミをそこらへんに捨てるのだ?」
スロアー「捨てるとこがないからだ。要するにエチオピアンカルチャーだな!!だはははは」
最初の方は町中に転がるゴミが気になって仕方なかったが、慣れとは恐ろしいもので、今では全く気にならないようになっていた。
しかし、ドルベテに来た時に立てた「2年間での目標100」という100個の目標の中に(現在は106個)、「54 ドルベテのゴミをなくす」というものがある。
そこで今週ゴミ拾いをした。まずは自分の学校からということで、一人でやるより人数が多い方がいいと思い、おなじみの「We are the World FC」のメンバーを引き連れ、
ゲンタ「お前ら、きれいな学校と汚い学校どっちが好きだ?」
生徒「きれいな学校だ」(そらそうだ)
ゲンタ「そうだろう。いいか、サッカーだけをしていてもダメなんだ。人のためになることをして、ジェントルマンになろうではないか!!だから今日は掃除をする!!!」
純粋すぎる子どもたちは、私のもっともらしい言葉にテンションが上がり、ゴミ拾いに情熱をそそいでくれた。日本の生徒なら何と言っただろうか?
いつも掃除をしていない学校をいきなり生徒と一人の教師が掃除をしだしたら、他の先生は驚くのが普通だ。
手伝うか手伝わまいかふらふらしている先生や、手伝ってくれる先生、「ゲンタ、このチームは最高だ!!」とかっこいいセリフをはいて去っていく先生、様々いた。
ふと、ミッシェル氏に引きつられ、夏のバカンスが去った琵琶湖のゴミを拾いまくった大学2年の夏を思い出した。
そして、エチオピアに来て8カ月、初めて「ボランティア」していると実感した。
We are the World FCでは毎週ゴミ拾いをすることが決定した。決して私が促した訳ではない点がエチオピア人の純粋さ!!
そして、なぜ急に掃除をしようと思ったかというと、東北太平洋沖地震です。
私はネットが家で使えないため、日本の悲劇を「BBC WORL NEWS」と「アルジャジーラNEWS」でしか知ることができなかった。
英語は完璧にわからないが、その恐ろしさは十分過ぎるほど伝わってきた。
そして、先週の金曜日(地震からちょうど1週間目)、1週間に1回のネットを開けてみると、私が想像していた以上に被害は大きくなっていた。
と同時に友達や青年海外協力隊の仲間が「募金」活動を通じて日本のために動き出していた。
協力隊が協力しないで何が協力隊だ。何かできることはないか必死に探した。
自分の無力さにびっくりした。
考え抜いた結果が「掃除」でした。要するに神頼みです。
良いことをしていたら良いことがあるだろうという、小学生が考えるような理論も理屈もない方法ですが、日本のために祈ります。自分のできることは全部やって祈りたいと思います。
本当に少しでも多くの人の命が救われることを心よりお祈りしています。
以下の動画は恩師・松田保氏から送られてきた動画です。
いきなりですが、みなさんは「ボランティア」と聞いて何を思い浮かべますか?
5秒間ぐらい考えてください。
私たち青年海外協力隊は「JICAボランティア」として、発展途上国に派遣され、教育、環境、医療、スポーツなどの様々な分野で途上国の発展のために2年間活動しています。
しかし、私の「ボランティア」という言葉のイメージはちょっと違っていました。
ボランティアと聞いて、私がまずイメージするのは・・・
「掃除」
この言葉を思い浮かべた人は少なくないのではないでしょうか?
ボランティアという言葉を広辞苑で引くと、
(義勇兵の意)志願者。奉仕者。自ら進んで社会事業などに無償で参加する人。
とある。
まさに「掃除」はボランティアの基本ではないだろうか?
町の掃除や公園の掃除、山や海の掃除、スタジアムや甲子園球場の掃除。
あらゆるところでボランティアの人々が掃除をしている。
なぜ、掃除かというと、おそらく掃除をして困る人や嫌な思いをする人は99.9%いないと思うし、間違いなく人のためになる仕事だからである。
私はエチオピアに来て、ずっと考えていた。
「ボランティアとは何か?」
そして、今回一つの答えを見つけた。それが「掃除」だ。
エチオピアは(エチオピアだけかどうかわからないが)、ゴミを捨てる場所がない。だから人々は道端に平気でゴミを捨てる。道端がゴミだらけでも全く気にしない。私は初めてエチオピアに来た時、ゴミの多さと汚さに驚いた。
そして、鼻かみを「スローイット!!」と言いながら、アンダースローで投げていた一人の教師に聞いてやった。
ゲンタ「何でエチオピア人はゴミをそこらへんに捨てるのだ?」
スロアー「捨てるとこがないからだ。要するにエチオピアンカルチャーだな!!だはははは」
最初の方は町中に転がるゴミが気になって仕方なかったが、慣れとは恐ろしいもので、今では全く気にならないようになっていた。
しかし、ドルベテに来た時に立てた「2年間での目標100」という100個の目標の中に(現在は106個)、「54 ドルベテのゴミをなくす」というものがある。
そこで今週ゴミ拾いをした。まずは自分の学校からということで、一人でやるより人数が多い方がいいと思い、おなじみの「We are the World FC」のメンバーを引き連れ、
ゲンタ「お前ら、きれいな学校と汚い学校どっちが好きだ?」
生徒「きれいな学校だ」(そらそうだ)
ゲンタ「そうだろう。いいか、サッカーだけをしていてもダメなんだ。人のためになることをして、ジェントルマンになろうではないか!!だから今日は掃除をする!!!」
純粋すぎる子どもたちは、私のもっともらしい言葉にテンションが上がり、ゴミ拾いに情熱をそそいでくれた。日本の生徒なら何と言っただろうか?
いつも掃除をしていない学校をいきなり生徒と一人の教師が掃除をしだしたら、他の先生は驚くのが普通だ。
手伝うか手伝わまいかふらふらしている先生や、手伝ってくれる先生、「ゲンタ、このチームは最高だ!!」とかっこいいセリフをはいて去っていく先生、様々いた。
ふと、ミッシェル氏に引きつられ、夏のバカンスが去った琵琶湖のゴミを拾いまくった大学2年の夏を思い出した。
そして、エチオピアに来て8カ月、初めて「ボランティア」していると実感した。
We are the World FCでは毎週ゴミ拾いをすることが決定した。決して私が促した訳ではない点がエチオピア人の純粋さ!!
そして、なぜ急に掃除をしようと思ったかというと、東北太平洋沖地震です。
私はネットが家で使えないため、日本の悲劇を「BBC WORL NEWS」と「アルジャジーラNEWS」でしか知ることができなかった。
英語は完璧にわからないが、その恐ろしさは十分過ぎるほど伝わってきた。
そして、先週の金曜日(地震からちょうど1週間目)、1週間に1回のネットを開けてみると、私が想像していた以上に被害は大きくなっていた。
と同時に友達や青年海外協力隊の仲間が「募金」活動を通じて日本のために動き出していた。
協力隊が協力しないで何が協力隊だ。何かできることはないか必死に探した。
自分の無力さにびっくりした。
考え抜いた結果が「掃除」でした。要するに神頼みです。
良いことをしていたら良いことがあるだろうという、小学生が考えるような理論も理屈もない方法ですが、日本のために祈ります。自分のできることは全部やって祈りたいと思います。
本当に少しでも多くの人の命が救われることを心よりお祈りしています。
以下の動画は恩師・松田保氏から送られてきた動画です。
by genta_ishibe87 | 2011-03-26 05:49