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Pleasure and Gratitude

トゥル「ゲンタ、ブンナ、タッタ-!!(ゲンタ、コーヒーを飲めー!!)」

同じコンパウンドに住むムスリムのおばちゃんにコーヒーのため呼ばれたのが、夕飯を作り終えてさあ食べようとした瞬間の19:15・・・。(イスラム教の人は毎週木曜日は必ずコーヒーセレモニーをするらしい)本当かどうかは定かではない。

いつもより早く終わり20:30に部屋に戻る。

20分後・・・、

カス「ゲンタ、ブンナ、タッタ-!!(ゲンタ、コーヒーを飲めー!!)」

奇跡のダブルヘッダー!!

もちろん、カスもトゥルもみんな6杯のコーヒーを飲みました。


1年10ヶ月が経過しました。
コーヒーセレモニーのダブルヘッダー、校長先生による断髪式、スポーツオフィスを認めさした高校生たちと、まだまだ驚きが耐えないエチオピア生活です。

私が最も力を入れ、一番時間を懸けてきたドルベテ高校サッカー部「We are the World FC」も残すところ後1週間になってしまった。
エチオピアのG10(高校1年生)とG12(高校3年生)はそれぞれ進級・大学進学をかけた厳しい国の試験を受けなければならない。よって、G10の生徒が多いWe are the World FCもテスト前に一度締めくくることになった。

試験終了後、私は日本に帰るため、彼らと関わるのは残り1週間となった。

「国のお金で行ってるんやから、何かしら残して来いよ」

岐阜で今年も挑戦し続けている男からのメッセージ。


赴任当初は、
「We are the World FCを同僚体育教師に引渡して日本に帰る!」

「アムハラ州に高校生の大会を定着させてみせる!」


いやぁ~できなかったね・・・。
やってやりたかってけどね。
「大きく変わる」と書いて「大変」。
この言葉を思い出す。

ただ、できなかったおかげで、「つながった」ことがたくさんあるのも事実だ。

一発ホームランを狙って1点取ることも大事だが、つないでランナーをためながら1点取ることも大事。

一発逆転満塁ホームランがないサッカーをずっとやってきた私にとっては、「つなぐ」ことが大事だったのだ。


上手いこと言うなぁと書きながら思っている私だが、少しは「つなげられたこと」もあるのではないかと思っている。

We are the World FCの選手たちには、本当に口うるさくいろいろなことを言ってきた。
彼らにとっては「すごくやりづらく、めんどくさい変な外国人」だったかもしれない。
しかし、彼らはいつも答えてくれた。
まぁ、「サッカー」というスポーツがあるからこそ答えてくれている部分があるのだが、本当によくやってきたと思う。

急成長したタンサイはこう言ってくれた。

タンサイ「We are the World FCはゲンタがいなくなったら続けることは難しいかもしれないけど、僕が指導する子どもたちのチームは絶対続けていくから心配するな」

正直でよろしい。


私がサッカーを通じて言いたかったことを少しでも多く彼らが理解して、また誰かに伝えて言ってくれることを私は望む。

要するに、私の2年間の活動はサッカーに例えると、キックオフの最初の「チョン」をすることだったのだ。
「チョン」が無かったら、感動のゴールも勝利もないからね。


「ラスト1週間何を伝えよう・・・。」
と考えたとき、

「楽しさ」「感謝」

この2つが思い浮かんだ。

大学3年のとき、私の所属するチームのキャプテンは、練習前に円陣を組みながら、

「楽しもう」

と言っていた。
間違いない。楽しんでもらおう。そして自分自身も楽しもう。

「感謝」はどちらかとうと、私自身のテーマになる。
全ての人に感謝しながら、チームを締めくくろう。


ただ、絶対に勝ちますけどね!!!

0歳10カ月コーヒーを飲む
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日本の小学校・中学校・高校の先生方に質問です。
「何で髪を染めてはいけないんですか?」と生徒に言われたら何と答えますか?
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スポーツオフィスから認められたセルジュニアたち
ボール1個以上の価値がここにはある
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「ガーガー」と呼んでくれるタミさん。
もうすぐ歩きます!!
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# by genta_ishibe87 | 2012-04-28 23:15  

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ちょうど1年前、Mr.MIYAZAWAと2人で、
Rマドリ‐サポートのエチオピア人に対してこぶしを握りしめたのを思い出します。
そして、まさに今日、でじゃぶ・・・。

エチオピア・イースター(キリストの復活を祝うホリデー)が先週の日曜日にあり、およそ9日間で39杯のコーヒーを飲みました。
1回のコーヒーセレモニーをおよそ1.5時間とすると9日間のうち約20時間をコーヒーを飲む時間にあてているということになる。
エチオピア、楽しんでいます。

そんな、イースター前のある日、サッカー部のタンサイが私に言ってきた。

タンサイ「ゲンタ、俺の教えている子がコーチをしているチームの試合が土曜日の9時からあるんだ」

要するに、簡単に言うと、私が教えている高校生のタンサイが教えるサッカーチームの子どもがコーチをしているチームの試合が行われるということらしい。

さらに簡単に言うと、以前ブログでも書いたセルジュニアのジュニア、セル3世がコーチをするチームの大会をタンサイが開催しているという話らしい。

私がずっと言い続けてきた「セルJr.プロジェクト」は、私の直接の教え子である高校生が町の子どもたちに対してサッカーを教えるといったプロジェクトであった。要するにタンサイがチームを持つというところまではできるだろうと思っていた。

しかし、タンサイは私の想定をはるかに超え、自分の教え子たちをコーチに仕立て、さらに小さい年代の子どもたちのためのチームを結成させた。

その上、どこで覚えたのか自分の教え子(セル3世)がコーチするチームで、4チームの総当りのリーグ戦を開催していたのだ。

よくよく考えれば、タンサイは高校1年生の17歳、タンサイの教え子は小学5年生の10歳、私が大学で初めてキッズ年代のコーチをしたのが大学2年の20歳。

そう考えるとタンサイもタンサイの教え子も何てしっかりしているのだろう・・・。

最近、ある隊員に言われた。

「ゲンタが『セルJr.プロジェクト』ってずっと言っているやり方は、『ランカスター法』って言うて、教員採用試験の教職教養の問題に出てくるで」

いち教員を目指すものとしてですが、そんな言葉は知りません。

また、ある隊員は、

「『セルJr.プロジェクト』?要するに『ねずみ講』っしょ!!」

まぁ、似てるといえば似てますね。


ランカスターやらねずみ講やらといろいろ言われていますが、このやり方がドルベテという町に根付いてきているということが私は嬉しい。

そして、そのセル3世たちのコーチぶりとセル4世たちのプレーぶりを観に言ってきた。
そこで私はさらに驚かされた。

私の家の裏にある広場なのだが、今までなかったはずのゴールとサッカーコートがそこにはあったのだ。ゴールは細い木の棒と紐で作ってあり、小さいコートには白い砂でペナルティエリアやゴールエリアまでしっかり書かれていた。

「誰が作ったんだ?」と聞くと、作ったのは何とダウイットと言う推定6歳ぐらいの少年を中心としたちびっこ集団だという。

小さな小さな、しかし大きな可能性がつまったスタジアムがそこにはあった。

スタジアムの盛り上がりはドルトムントのホームスタジアムに引けを取りません。

子どもの無限の可能性を肌で感じました。

「遊びの天才」とはまさにこのことでしょう。


試合は、その日2試合が行われ、審判はタンサイが行い、副審は次の試合のコーチ、2試合目は1試合目のコーチが行うというマネジメントぶり。
1試合は20分ハーフの6対6の少人数制のリーグ戦だった。
日本で最近移行しつつある少年の8人制サッカーですが、彼らは自分たちの感覚だけで少人数制のサッカーを実施していた(決してチームの人数が少ないわけではない)。

「君たちはエチオピアサッカー協会よりすごいことをしているぞ!!」
と心の底から思った。
子どもたちから学ぶエチオピア在住25歳 独身

最後に有名な名言を、

「子どもたちは我々の未来に触れてくれているのです」


キッズ年代の子どもが作ったゴール、そしてコート。
本当に尊敬します・・・。
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このラインは真上から見たらまっすぐなんですよ。
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完全に気持ちはモウリーニョとグアルディオラ
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わざわざケニアから来てくれた同期隊員の加藤隊員(中央)と岸田隊員(右)
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いろいろな意味で上手い!!(撮影:加藤由美)
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# by genta_ishibe87 | 2012-04-22 06:18  

One bite at a time

1年以上前のこと。
先輩隊員のマサカズさんが、プリングスに似たポテトチップスの赤の筒と緑の筒を持って、考えていた。

ゲンタ「この人は一体何を考えているのだろう・・・。」

そんなことを思いながらずっと観ていた。
数分が経過し、マサカズさんが一言、

マサカズ「よし、ご褒美!!何もしてねぇけど!!」

ゲンタ「ただのデブじゃないっすかーーーー!!!」


デブにはなりたくないが、こんな性格にはなりたい思う。
マサカズさんがデブになっていなかすごく心配です。もし、デブになっていなかったら一度連絡ください。待ってます。


先週の土曜日は、私の誕生日だったのだが、Facebookのウォールとやらにたくさんのメッセージを送っていただきまして本当にありがとうございます。週に1回のネット使用のためFacebookに関してはまだまだ勉強中であるため、返信できなくてすいません。

25歳の誕生日は自分へのプレゼントとして高価なかっこいい時計を買うわけでもなく(買う金もなければ、買う場所もない)、プリングスのパチもんのポテチを買うわけでもなく、私自身が最近もっともやりたかったことである、

「フットボールセミナー」

を開催して過ごした。

これは以前から隣町のフットボールエキスパートである井川隊員と一緒にやろうと言っていた活動の一つで、私がまさかの入院・手術・療養という1ヶ月を過ごしていたため、延期に延期を重ねてようやく先週行うことできたセミナーである。

2年間継続してやってきた体育セミナーとは違い、サッカーに特化し、また私と井川隊員がエチオピア人参加者に対して完全「指導する」というスタンスのセミナー。

主な目的としてはサッカー指導を子どもたちに継続して行っていくことの意義、目的の理解に始まり、サッカーの指導技術の習得、そしてサッカーのルールの正しい理解などが挙げられる。

「何でゲンタが指導者養成する立場やねん。そんなレベルちゃうやろ!」

と思う方がほとんどかと思いますが、そんなレベルではない私が指導できるレベルなのです。

井川隊員「エリアス、GKは何秒ボールを手で保持できる?」

エリアス「12秒だ!!(自信満々に)」

井川隊員「スマチョウ、何秒だ?」

スマチョウ「12秒だ!」

簡単に言えば、こういうレベルである。
ちなみにスマチョウもエリアスも我がドルベテ中・高校のリーダー格の体育教師である。

もちろん、彼らに対してもサッカーの正しい理解や指導者になってほしいという願いをこめてこのセミナーを開いたのだが、私的にはもう一つの大きな理由があった。

そのねらいとは、ずっと進めてきた「セルJr.プロジェクト」である小さいコーチたちのモチベーションアップである。
私のクラブの生徒たちは、積極的に小さい子どもたちへのサッカー指導を続けている。
徐々にではあるがチーム数も増えつつある。

どうしても彼らには、私が日本に帰った後も指導を続けて欲しい。

そんな願いが自然と出てきた。
ある意味、このセミナーは彼らのために行ったようなところもある。
伝えられるものは伝えておこう。そんな思いからのこのセミナー開催だった。

彼らがどれだけこのセミナーで影響を受けたかはわからない。
私が日本に帰った後も継続してチームを指導するかどうかもわからない。
しかし、「今、自分ができることは全力でしよう」と思った。
エチオピアに来る前に思っていた「初心」の気持ちだった。
ラスト3ヶ月を切った今、改めてこの思いに帰ってきた感じだった。

最近、読んだキリスト教に関する本にこんな言葉がのっていた。

ある人がたずねました。
「像を食べるにはどうすればいいかな」と。
するともう一人が答えました。

「One bite at a time.(ひとかじりずつさ)」

-どんな夢であっても大切なのは、本人の情熱であって、実際に進めていく姿勢なのです-

フットボールセミナーwith太士
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セミナー後、GENTAオリジナルハンドアウト十分に指導に活用するタンサイ氏
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何のために英語を学ぶのか?
決して女の子に「英語喋れるの、すごいねぇ」と言われたいためではない!!
将来「石部先生、英語教えてください」と受験生に言われて、
「しゃーないな、体育の先生やけど、教えてやるわ」とはちょっと言ってみたいが・・・。
ジーン英語教室にてふと思ったこと・・・。
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去年同様、誕生日会を開いてくれたエチオピアンファミリー
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# by genta_ishibe87 | 2012-04-13 15:08  

Make a decision

練習後、いつも持ち歩いているペットボトルの水を飲もうと口に運んだ。

「熱っつ!!こんなん飲めるかいな!」

思わず突っ込んでしまった。
数時間前にいれた水道水はカップラーメンができるくらいの温度になっていた。

私をよく知る人物は、
「また、ゲンタは話盛ってるで」
と思うかもしれませんが、本当に少ししか盛っていませんから!!

それぐらい熱くなりつつあるエチオピアで、本日25歳の誕生日を迎えました。
早いもので人生の5分の1が終わりました。
さらに早いことに協力隊生活も8分の7が終わりました。


帰国まで3ヶ月を切った私が今考えなければいけないことは、

「進み行く路」

2年前の4月7日には、
「協力隊から帰ってきて抜群のタイミングで教員採用試験受けられるやん。ラッキー!!」
教師には心の底からなりたいと思うが、今年試験を受けることはないだろう・・・。

このように考えるようになったのは、エチオピアでたくさんの「変な人」たちに出会ったのが影響している。いや「変な人」って言っては誤解を招くかもしれないので「大変すごい人」たちと言おう。


その中でも、あるおっさんの一言は強烈だった。

「夢は絶対に叶う!!」

夢を叶えたことがあるからこそ言える言葉。
自分に置き換えた時に、この言葉を自信を持って子どもたちに言えるか?
自分は「夢」と呼べるものを叶えたことがあるのか?


・アンパンマンになる!(幼少期)
・プロサッカー選手になる!!(小・中学校時代)
・国立に行く!!!(高校時代)
・大学日本一になる!!!!(大学時代)


これはマズい。一番簡単だと思われるアンパンマンでさえなれていない・・・。

エチオピアに来て「自分がしたいこと」が何か、「自分ができること」は何かということが、少なからずわかった。
だから私はもう少しだけ挑戦しようと思う!!

エチオピアで出会った素敵な日本人女性は、「自分がやりたい仕事」と「世間から求められている仕事」が一致しており輝いていた。
この状態を目指すためにも挑戦しようと思う!!

幼なじみの土井が厳しい日本社会で毎日一生懸命働いているということを聞いて、心の底から「すごい」と思うし、自分自身も早く働かなければという「焦り」と働きたいという「気持ち」がある。
この「気持ち」に勝るどうしようもない「気持ち」があるため挑戦しようと思う。

「ゲンタ先生orゲンタコーチorゲンタ監督が『夢は絶対叶う!』って言ってたんや。よっしゃ、やったんぞー!!」
自分自身が「夢」を叶えるためにも挑戦しようと思う。


2012年4月7日 25歳の覚悟


「何のために生まれて 何をして生きるのか 答えられないなんて そんなのは嫌だ」
「何が君の幸せ 何をして喜ぶ わからないまま終わる そんなのは嫌だ」

幼少期の子どもには難しすぎるでしょ!!

セルジュニア同士の試合
We are the World Cupと名づけよう
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ドルベテ・ダングラによるDD杯と名づけよう
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淑女たれ
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0歳にしてこのタフさ!!
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# by genta_ishibe87 | 2012-04-07 05:16  

Time is gone

バルセロナの試合は、ロッテのブラック×ブラックガムより目が覚める。
そりゃあ、大阪のおばちゃんでも今のバルセロナの試合を生で見に行きたいって言うわな。

なぜ、見に行きたいと思うのか?

それはバルセロナに「魅力」があるから。

要するにそういうことなんだと最近気づいた。

エチオピアの人はあまり時間を守らない。
「エチオピアンタイム」というのがあるくらいである。
なぜ、こんなにも時間を守らないんだといつも思っていた。
時間を守らないというよりも、全てに対して遅い。

エチオピアだけがこんなにも時間にルーズなのかと思っていたら、そうでもないらしい。
ケニアに行ったとき、朝飯を頼んで1時間待たされたときがあった。考えられなくてバチ切れした。
しかし、噂によるとガーナなどの西アフリカでは飯を頼んでから2~3時間待つこともあるという。すごいですね。

しかし、私は性格上、日本人の中でも人より時間を大切にしたいタイプの人間であるため、「時間を守る」ということはエチオピアに来た当初から徹底してきた。
サッカー部のみんなも「なぜ1分遅れただけで練習ができないんだ!?」と最初は信じられない顔していたが、習慣というものは恐ろしいもので、今では「時間を守る」ということは我がチームではスタンダードとなっている。

しかし!!体育の授業だけはどうしてもうまくいかない。
なぜなら、前の授業の先生自体が「時間を守る」ということをしないため、授業間の休憩がないエチオピアの学校では、どうしても次の時間割の授業時間が減っていく。
私は昨年の後期から、チャイムがなった瞬間、前の先生が授業をやっていようが何しようが、強制的に終わらせ生徒を外に連れ出す作戦をとっている。(先生はいやな顔をするけど、僕の時間ですからね)

しかし、強制的に前の授業を終わらしたとしても、生徒の行動は遅いのなんの・・・。
グラウンドに出てきて着替えて整列するのに5~10分は消えていく。

「早くしろ!!」
「早く着替えろ!!」
「早く並べ!!」

遅い、遅すぎる。
42分間の貴重な時間がなくなっていく。
どうすれば早く来るのか(早く来る子は来るのだが・・・)。

そして、私は今週ある「極意」に気づいた。

「俺の授業がとんでもなく魅力的であれば生徒は早く動くのではないだろうか?」

残り3ヶ月を切った時点でそんなことに気づくとは何とも情けない。
しかし、気づかないよりはマシである。

「Mr.GENTAの授業はとにかくおもしろいから早く行こうぜ!」

これを思わすことができれば、生徒に対して「早くしろ」「着替えろ」「並べ」など言わなくてすむではないか。

要するに「バルセロナ」のような存在になれば、人は自ずと動くのである。
Dカーネギー「人を動かす」をいくら読んでも、「人を動かす」ことは非常に難しい。
ならば、人が動きたくなるような「人」になり、「行動」をしていこう。


そのことに気づいた私の今週の授業は、生徒が変わりそうな予感のするものとなった。
来週が非常に楽しみである。


最後に私の最も尊敬する恩師、緒方コーチがよくこんなことを言っていた。

「遅いのは誰でもできる」

セルジュニアコーチを真剣に見つめる子どもたち
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最近、「グォンタァ(ゲンタ)~」って叫ぶタミさん
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最近、優しくなろうとしている石部隊員
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# by genta_ishibe87 | 2012-03-31 02:07