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Thinking

Diarrhea5日目に突入し、3日前に蕁麻疹が出て、毎晩停電で、またもや水がそこをつきましたが、なぜか全てに対するモチベーションと元気だけは上昇し続けているゲンタです。

今日は、今年度私が最も力を入れてきたと思われる、We are the World FCについて書きたいと思います。

昨日、我々日本人体育教師がそれぞれ持つサッカークラブのリーグ戦、名づけて「アムハラ州プレミアリーグ2011」の第4節We are the World FC(ドルベテ) vs タイシJAPAN(ダングラ)が行われた。
前半戦、最下位だった我々は、1位になるための巻き返しをはかるため、猛練習をしてきた。

そして、迎えた当日の朝、この日もDiarrheaというモンスターと5回ぐらい戦っていたため、集合時間の7:30の10分前に私はついた。
そこで私は驚くべき光景を見た。

集合時間10分前というのに、ほとんどのメンバーが集まり、グラウンド作りをしているではないか!!
驚くべきことに私が来る前にやっておけと言ったわけでもない。
彼らは自分で考え、そして自ら行動していたのだ・・・。

クラブを発足させ、初めての練習日、誰一人時間通りに来なかったことが嘘のようだ。
私は彼らの成長がすごくうれしかった。
そして思った、

「集合の時、彼らの行動に対してしっかり褒めよう」

そして、7:30丁度に集合をかけ、挨拶と点呼をし、話し始めようとした瞬間、一人の選手が私が話す前に言い出した、

「ゲンタ!ゲンタが来る前にグラウンド準備を終わらしたぞ!!朝ごはん食べてきていいか?」


お、お、お、おしい・・・。

「確かに君たちは私が来る前にグラウンドのラインを書いていた。人に言われなくても自分たちで考えて行動することはすごいぞ。しかし!!!どこが終わってんねん!!!3分の1ぐらいしかやってへんやんけ!!!終わったというのは全部のラインを書いてから言うんやーーー!!!!わかったかぁ!?行けい!!!」

片面のペナルティエリアとゴールエリアを書いただけで、本気で全部やったと勘違いしてしまう彼は実におしかった。
しかし、この成長の積み重ねが重要であると感じた瞬間だった。

試合は、我々We are the World FCのホームということもあり、4-3というタイトな試合をしながら、何とか初勝利を手にした。

Educationという言葉はラテン語の「エディコ」かなんかから来ているらしいが、その意味は「引き出す」という意味らしい・・・。かっこいいね!!

自主性を促す教育・指導か・・・。




棒でラインを引く選手たち
高校時代ライン引きの神様と言われた私からしたら、まだまだだね。
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※ネット環境が悪いため、写真1枚しかアップできませんでした。次回に期待!!
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by genta_ishibe87 | 2011-06-25 13:22  

Visitor

先週の6月4日から10日まで、エチオピア南部諸民族州に旅行に行ってきた。
エチオピアに住んでいる以上、エチオピアのあらゆる文化や生活に触れ、エチオピアの全てを知り理解していこうと思う私にとって、この南部諸民族州の旅は欠かすことにできないものだった。

私はこの旅でいろいろと考えさせられた。
旅をする意味についても考えた。

エチオピアの人口は約8000万人、約80の民族、そして80以上の言語がある。
そんなエチオピアの南部には少数民族と呼ばれる人たちが各々言語を話し、食事をし、生活をしている。
この一年で驚くべき進化をとげた私のアムハラ語もここ南部では皆無に等しい。
そして、私たちは少数民族と呼ばれる人たちの村に行き、家や生活を見て、そしてその人たちに会ってきた。

ドルゼ族、ハマル族、ムルシ族、アリ族などなど・・・。

この人たちの村を訪れ、この人たちに会うことがこの旅の大きな目的でもあった。

しかし、私はこの旅が終わってから、この目的を反省した。

旅行に行く前、これらの民族に会って写真を撮る際には、必ず許可を得てから写真を撮り、その後に必ずお金を支払うという情報を私たちは知っていた。
彼らは少数民族と呼ばれ、現在はたくさんの観光客が彼らのもとに訪れ、彼らの写真を撮る。私たちにとって、写真を撮ってお金を払うという行為は少し違和感を感じるように思うかもしれないが、それは彼らからすれば当然の行為であり、これは一種のサービス業なのだと私は解釈していた。

しかし、私は何が一番正しいのか正直この旅でわからなくなった。
それは、ムルシ族の村に行った時に強く感じたことだ。

ムルシ族の村に車で着くとそこには、たくさんのムルシ族と呼ばれる人たちが待ち構えていた。
私たちが車から降りるとすぐに、

「ピクチャー、ピクチャー」

と迫ってきた。これは一種のサービス業だと思っていた私だが、その様子の不自然さには驚いた。
ムルシ族の人たちが普段、どのような格好をし、どのような生活をしているかは知らないが、女の人たちはあらゆる飾りをつけ、子どもを抱え、子どもの顔には私たちの目を引くためのペイントをしていた。

私がある人と写真を撮っているとあらゆる方面から私の服を引っ張り、

「ピクチャー、ピクチャー」

と迫ってくる。
誰と写真を撮るか考えていた時、「自分はいったい何様なんだ」っていう気持ちになった。
偉そうにお金を払い、自分の満足のために写真を撮る。何か間違っているような気がする。
しかし、写真を撮って、お金を払うことによって彼らの生活は成り立っているのかもしれない。そう考えると需要と供給なのか・・・。

家に帰ってゆっくり考えていた。
少数民族と呼ばれている人たちにとっての「幸せ」とは何なのか?
彼らが、私たち観光客に対して「マネー」「ピクチャー」と言ってくるようになったのは、間違いなく私たち観光客の責任であり、観光客がいなければ、少数民族と呼ばれる人たちはもういなくなっていたかもしれない。
観光客がいるから彼らは少数民族であり続けるのか、それとも心から自分たちの文化や生活を守り続けたいために、少数民族であり続けるのか。

彼らにとって、自分たちの文化や生活を守ることが幸せなのか?それとも実は発展した生活をしたいと思っていて、そういった生活をすることが幸せなのか?

その答えは彼らだけが知っている。ただ一つ言えることは、全て私たち観光客が大きく関わっているということである。

「人生とは旅であり、旅とは人生である」

かの有名なサッカー選手が語っていたが、これから数々の旅をするであろう私は少し「旅の仕方」というものを考えなおそうと思った。

今回の旅のメンバー
我らを引っ張ってくれた東田夫妻!!お父さん、お母さん本当にありがとうございました!!
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ドルゼ族の村の観光客向けのサービス よく考えてある・・・。
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ハマル族withゲンタ①
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ハマル族の男性withゲンタ②
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ムルシ族の皆様
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私たちのノリに付き合うムルシの男性
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道路で偶然出会った竹馬族の子どもたち
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withゲンタ
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いろいろなことを考えてたが、写真を撮りまくっていた石部隊員であった。
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by genta_ishibe87 | 2011-06-14 21:02  

Ethiopian Football

どうも、ドルベテのリオネル・メッシこと石部元太です。
今週の月曜日から日曜日にかけて、日本で言う、県や府を半分ぐらいにいた地域の中で、サッカーとバレーボールの大会が行われた。
その対象者は政府機関に所属して働いている人たち。要するに先生たちを中心にした大会が行われたのだ。
今年が一回目というこの取り組み、よくわからないが、なぜかドルベテが開催地で11チームが今週ドルベテに集結した。

もちろん、私もドルベテのフットボールチームのメンバーとして参加した。
試合は11チームを3つのグループに分け、グループリーグを行い、1位と総合で成績が良かった2位のチームが決勝トーナメントに進めるという形式だった。


第一戦 vsサカラ
私はこの試合で最高のプレーをしてやろうと思っていた。なぜならば、この大会はなかなか大きい大会のようで、周りにはドルベテ中の人たちが集まり、応援していた。その数およそ1000人以上。
もちろん、私の教え子である子どもたちも見ているため、何としても良いプレーをして子どもたちに「フットボールとは?」ということを教えてやりたいと思っていた。

しかし!!!

そんなかっこいいことを考えいた私だが、重要なことを忘れていた。私はそれほどサッカーが上手くなかったのだ。
この大会のレベルは中学校の球技大会レベルなのだが、私のチームはその中でもかなりレベルの低い方で、練習ではボランチをやらされていた私だが、本番になるとなぜかサイドに回されていた。
そして試合中に思った・・・。

「ボールが来ない・・・。」

そう、このチームの選手のほとんどの選手が「蹴る」「止める」「運ぶ」のサッカーの基本がほとんどできない。
30分-30分の試合で何もしないで終わってしまうと思っていたとき、私のみっともないドリブルからペナ付近でファールをもらった。試合は1対1の同点という状況。
そして、チームのキャプテンらしき人物ヨナスがボールをセットした。

「どきなさい!俺が蹴る!!」

こいつに蹴らしたら、絶対入らないと思い、本田ばりの威圧で言ってやった。
ふてくされていたが、簡単にゆずってくれた。

そして、自分で言うのも何だが、私が蹴ったボールは不細工な弧を描き、ハエが止まってるんちゃうかって思うくらいの遅い弾道でゆっくりとゴールに入っていった。

結局、3-2で緒戦をモノにしたドルベテ。私も1ゴール2アシストと何とか面目を保った。



第2戦 vsメチャ(マラウイ)
「簡単だぜ、エチオピア!!」と調子にのっていた私だが、この試合はほぼ何もしないで試合終了。試合も1-2の完敗だった。
後から振り返ったが、おそらく私に出たパスは1試合で2本。一度は自分のポジションの悪さが原因かと思ったが、彼らはまともにボールを蹴れていなかったような気がする。

フラストレーションが限界まで溜まっていたその時、ドルベテの一人の選手が倒され、仕返しにタックル!!
そして、我が科目リーダーのスマチョウがその次に相手に殴りかかり、観ていた観客1000人がその乱闘に向かって突進していきた。
警察が必死に止めるが、観客は興奮し、乱闘の所まで来て、すぐに引き返して行った。

「乱闘せえへんのかい!!」

と思わず突っ込みたくなった。エチオピア人のただ目立ちたいだけ精神が見られた場面だった。

その後、教師のくせに何百人の生徒が見ている前で相手を殴ったスマチョウには、泣くぐらい説教をしてやった。


第3戦 vsフネトサラム
私は次の日から用事があったため、この試合が最後となることが決まっていた。日本人の私がいて、グループリーグ突破できないとなると、もの凄い悔しいので、絶対に今日勝って決勝トーナメント進出を決めようとひそかに燃えていた。

そして、みんなでミーティングをした後、昼飯を食べようと注文していた時、コーチ・エリアスの携帯がなり、

「試合、11時からなんですけど・・・。」

現在、11時20分。完全にインフォメーション・ミスで試合時刻は過ぎていた。

この時点で負けやろと思いながら、急いでユニホームを取りに帰ってフィールドに駆けつけた。すでに試合は始まっていた。
普段、何事に対しても遅いくせに、こういう時はかなり早かった。

前半の途中から出してもらった意外と頼りにされている私は、後半、またもやFKのチャンスを得た。距離は40m。私は一つの作戦を考えた。

「枠行ったら入るんちゃうか?」

負けることだけは絶対に嫌だったので、ロングキックの感覚で蹴ってやった。
キーパーは完全に思った通りのファンブルをしてくれ、先制!!

この試合は真ん中においてもらった私は、ちょっとだけ数多くボールに触ることができ、3-0の圧勝でこの試合を終えることができた。1ゴール1アシストしたのだが、試合後、多くの人たちに囲まれて、

「ゲンタ、スゲー!」

「ゲンタ、ナイスプレー」

「ゲンタ、メッシ!!」

「ゲンタ、ライオン!!」

「ゲンタ、チャイナ!!」(チャイナちゃうわ!!)

絶対に私のプレーが良いとか悪いとかわかっていない人たちが、私をリオネル・メッシのように取り囲む。
こんなプレーで満足し、少しでも子どもたちの良い影響になれたことを光栄に思います。


スポーツオフィスから貸し出されているスパイク・・・。
このスパイクでものすごいテンションがあがる彼らは天才です!!
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リオネル・メッシと身長も体重も年齢も一緒というこの事実と違い・・・。
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3試合2FK ウケる・・・。
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by genta_ishibe87 | 2011-06-04 05:48