NEET

「人間のあらゆる行動は、ふたつの動機から発する。性の衝動と偉くなりたいという願望」by フロイト

昔の私のノートにこんな言葉が書かれていました。かなりレベルの高いことを勉強していたのかもしれない・・・。このことを「自己の重要感」と言うらしい。


2年前、「途上国の人々のために何かしたい」という思いを持って、エチオピアに来た。
エチオピアに来て、任地に赴任し活動し始めてから感じたことは、

「俺っているんかなぁ・・・」だった。

人は、人から必要とされて仕事を行う。
「『人』のために『動』くと書いて『働く』」
人から必要とされたり、頼りにされることによって、そのことに対して頑張れるし、一生懸命になれる。それによって幸福感や満足感につながっていく。

しかし、「青年海外協力隊」の中には「必要とされていない」ケースが少なからず存在する。
私のケースも間違いなく必要とされていなかった。
JICAからの要請内容は、①体育授業を行い、エチオピア体育教育の発展 ②同僚体育教師に対する技術・知識の向上をはかる ③近辺の体育隊員と協力し、セミナーなどの開催 だった。

要請はこのようにしっかりしているのだが、配属先が求めるものは特にない。
確かに、「アムハラ語も英語もほとんどできない大学卒業したばかりの日本人に期待することなどない」と思う気持ちはよくわかる。私が同僚体育教師ならこのように思っていただろう。

「ボランティアっていう名目で来たが、ボランティアって何だ?」

いつしかこのように考えるようになった。
「人の役に立つ活動をすること」がボランティアと思っており、「人のために何かを!」と気張ってやってきたが、全く役に立っていなかった。求められていなかった。必要とされていなかった。

この状況が正直、嫌で嫌でたまらなかった。日本では同期が一生懸命働いている姿をmixiやFacebookなど知る。mixiやFacebookは便利すぎていますね。人と比べる必要はないのだが、比べてしまうのが人間の心理っていうもの。正直、焦った。

「何かしていかねば、何か結果を残さねば・・・」

2年前のこの時の心境を考えると、「NEET」(Not in Education, Employment or Training, NEET)のメンタリティーは本当に凄いなと思う。
私自身、周りが一生懸命、朝から晩まで働いているという状況の中、自分は何もしていないというのは絶対にできない。
しかしNEETと呼ばれる人たちはそれに耐えられるだけの強いメンタリティーを持っている。
このメンタリティーを何かに利用することができれば未来の日本はとんでもなく明るくなる。と思うのは私だけだろうか?


このメンタリティーを持ち合わせていなかった私は、「全部やってまえ精神」でとにかく「考えること」と「行動すること」を繰り返してきた。
パンク寸前になろうが、失敗・成功しようが、関係なしに行動してきた。

その結果、つい先日、
「ゲンタ、今日トレーニングが17時からあるけど、来てくれるか?」
7歳の少年が登校間際に声をかけてくれた。

「ちょっとは必要とされる存在になったんかな・・・」

と思いながら、2年間ずっと考え続けてきた「ボランティアとは何か?」という質問の答えを出したいと思う。いろいろな答えがこの2年間で出てきたが、結局は、


「自分のできることを全力でする」


大学時代の一番最初に学んだこの一言につきる。

ただ、世界最強のボランティアは「家畜」であることが最近わかった。
彼らは人間のためだけに、死ぬまで草を食い続けるのだから・・・。


恐ろしすぎるNEET生活まで、残り1ヶ月・・・。


右足に魂込めました!!
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史上最強のボランティアの最後・・・。感謝します!!
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ビックリです!!①
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ビックリです!!②
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by genta_ishibe87 | 2012-05-26 06:08  

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