Life

エチオピアにはコーヒーセレモニーという文化がある。
このコーヒーセレモニーはコーヒー豆を炒るところから始まる。
コーヒーセレモニーの時はたくさんの人が集まり、一緒にコーヒーを飲む。
基本的に3回入れてくれるので一回のコーヒーセレモニーで3杯飲む。

セレモニーと言っているから特別な日だけあるようなイメージだが、私のコンパウンド(同じ家の敷地)のケースで言うとほぼ毎日行われる。
要するに文化である。

また、最近ではトゥルとハヤットという親子が同じコンパウンドに来たため、大家とトゥル家とそれぞれ一回ずつコーヒーセレモニーをしてくれる。よって私は毎日6杯はコーヒーを飲んでいる。
さらに、このコーヒーセレモニーは始まってから終わるまでおよそ1時間半ぐらいかかる。
したがって、最近の私は一日の3時間はコーヒーを飲んでいるということになる。

しかし、私はこのコーヒーセレモニーの時間が大好きだ。
夜はいつも自分の家で勉強や作業をしながら、「コーヒーセレモニー来い来い来い」と願っている。

すると、

「ゲンター!!ブンナ(コーヒー)!!タッタ(飲め)!!!!

と声がかかる。私は心の中でガッツポーズをしながら、

「マットォー(今行く)!!」

と言う。ただ、忙しい時は「今日はいらんなぁ~」と言いながら行く時もあるのだが・・・。


では、なぜ私はこのコーヒーセレモニーの時間が好きかと言うと、理由は2つある。

1つ目はただ単純にエチオピアのコーヒーが好きということ。

2つ目はこの家族(近所の家も含めた)の団らんが好きであるということ。
家族はいつもくだらない話から真剣な話までダラダラとコーヒーを飲みながら話す。

カス(大家の奥さん)は産まれたばかりのタマスガン(三男)にお乳をあげながら、やんちゃをしまくるアビナザル(次男)を怒鳴りつける。
アタレ(大家)はそんなアビナザルを煽り、さらにやんちゃさせようとする。
カスはさらに怒る。
アビナザルが泣く。
マスティ(大家の妹)はそれを見てゲラゲラ笑う。

こんなことを繰り返しながら、我々は3杯のコーヒーを飲む。

ここには、毎日愛があり、子どもたちへの希望があり、そして夢がある。コーヒーも。
この時間、このコミュニティは本当にすごく大切だと私は思う。
日本でこの時間があればどれだけ素敵だろうか。

いや、持ち帰ろう。良い文化を真似し合うことは重要なことだ。


この文化が日本にもあれば、日本の自殺件数も少しは減るのではないだろうかと思った。
なぜ、自殺の話をしたかというと、先日ドルベテの先生が学校のトイレで首を吊って自殺した。「自殺」「死」について考えさせられた。
自殺だけは絶対にしてはいけない。
子どもを抱く親の顔を見ればその理由はわかるはず。



強くなろう!!!

コーヒーセレモニーをしてくれるカス
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タムスガンくん 4か月」
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家族
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by genta_ishibe87 | 2011-10-01 15:37  

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