Midnight Express⑤

「最終話 ナイロビを満喫する」
午前6時半、私はナイロビの町をさまよっていた。
ケニア旅行ラスト1日と半日ということで、この日は唯一日本人と接することができる日であった(当初の予定では)。

NTC時代の友であるユーヘイを中心に、ケニアで働く日本人が毎週行っているというサッカーに参加さしてもらうことになっていた。

まず、ナイロビの中心街からJICA御用達のチャーリーというタクシードライバーを呼びよせ、ドミトリーまで行くことに。ケニア一日目にもチャーリーのタクシーに乗せてもらっていたため、チャーリーの顔は把握していた。
しかし、いくら待ってもチャーリーは来ない・・・。

「さすがに6時半は早すぎたか・・・。」
と思っていたその時!!!
一本の電話が入り、側にいるということがわかった。

助かったと思い、それらしきタクシーに近寄ったが、チャーリーではない。
あたりを見回しても、チャーリーがいる気配がなかったので、改めて電話しようとしたその時!!

ドライバー「おい!!俺はチャーリーの手下だ!!知ってるだろ!!早く乗れ!!」

ゲンタ「知るか!!そんなもん!!」と言いながら、タクシーに乗った。


さて、完全に今のは余談であったが、ケニアのサッカーを体験してきた。
日本人のコミュニティーでサッカーができるっていうのも、すごいと思っていたが、できるだけでなくみんなかなり上手かった。
なぜサッカーができる日本人がこんなにケニアに集まっているのか不思議で仕方なかった・・・。

そのサッカーには、二人のケニア人が混じっていた。「ケニア人と一緒にサッカーをする」ということをこの旅の目標にしていたため、一緒にできてよかったのだが、一人のケニア人は元プロ選手だったらしいという情報を得た。
しかし、いつもは日本人をなめて本気でプレーしないという情報も同時に得た。

ということで、絶対に本気を出さしてやろうと勝手に一人熱くなっていた私は、そのボブマーリンのような元プロを徹底的にマークすることに。
日本に帰ったら社会人兵庫県一部リーグで現役復帰を企んでいる私は、正直バリバリ動けていた。そんな私のいやらしいマークに、ボブは完全にイライラしていた。

「ダハハハハハ、ざまあみろ!!元プロ!!兵庫県一部のレベルをなめるなよ!!」と思っていたその時、

顔面に当たったら絶対に気絶するかのような弾丸シュートを決められた・・・。

試合後、一応そいつに言っておいた、

「やるやん」と・・・。


サッカーが終わった後、一度ドミに帰った後はまさかの午後からバスケットボールに・・・。
ケニア隊員の充実しすぎているスポーツの機会に感謝しながら、バスケットもとことん楽しんだ。

久しぶりに一日中スポーツをし、ドミに帰ったら、一人の男が迷い込んでいた。

私が一人旅をしようと思ったきっかけの人物である、エチオピア隊員の松岡リーダー(40)だった・・・。

「任国外旅行ぐらいは全部一人でしようと思いまして・・・。」

とかっこよく言っていたリーダーだったが、ケニア旅行一日目にして完全に日本人に頼っていた。

結局、その後リーダーと晩飯を食いに行き、私の影ながらにして一番の楽しみでもあったカ○ノにも一緒に行った。

ギャンブルが全く好きでない私がカジ○にどうしても行きたかったというと理由は3つある。

1.何事も勝負ごとは絶対に勝つという理論のもと、自分の勝負強さを試す。
2.将来、人に何かを教える立場になったときの話題を作る。
3.橋本府知事の気持ちを知る。

という3つの裏には、ただ単に「カジ○に行ってきたぞ、とみんなに言いたかった」という思いも含まれている。

しかし、ギャンブルは基本的にはしない私だが、カジノの魅力を知ってしまった。なぜ、カジノが儲けを出し、人を惹きつけるのか。

「勝てば嬉しいし、負ければ悔しい」

人の心理というものはこういうことなんだと感じた。
「勝てば嬉しいし、負ければ悔しい」だからまたやる。
スポーツも同じことが言えるのではないだろうか。単純に勝てば嬉しいからまた勝ちたい。負ければ悔しいから次は勝ちたい。だから多くの人が心を奪われ、一生懸命になり、感動が生まれ続けるのだろう・・・。

そんなことを考えていたケニアの最後の夜は、気がつけば夜中の3時だった・・・。


ただ、ちゃっかり勝ったけどね!!


あとがき
長々と好評でもない連載ブログ小説「Midnight Express」を読んでいただき、ありがとうございます。なぜ、このような小説風にしたかといいますと映画「南極料理人」を最近観まして、「これはいけるんじゃないかな」とものすごい甘い考えが私の中に芽生えたからです。ぜひ「南極料理人」を観て、私が何を言いたかったか悟ってください。
ただ、ケニアは間違いないですよ!!

元プロを徹底的にマークする石部隊員
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元プロは確かに上手かった・・・。
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スポーツ万能かつ大好きなケニアで働く日本人のみなさん
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最後の晩餐はこれでしょう!!
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飛行機の時間がギリギリだっただが、どうしても食いたかったので食べに行ったケーキ
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by genta_ishibe87 | 2011-09-16 00:42  

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