Ambition

今回は前回に引き続き、雙田隊員の行っている施設について書きたいと思う。

前回書いたストリートチルドレンを助けようとしている牧師さんの話を聞いた後、ある施設に行ってきた。

その施設は「レイプされた女性とその子どもたちのための施設」である。

言葉だけを聞いてもあまりピンっとこないかもしれないが、その施設は①エチオピアでレイプされた女性が産んだ子どもの面倒を見る、②若くしてレイプされた女性が手に職をつけるための職業訓練、③レイプによって傷ついた心をケアするための場所、といった目的がある。

施設に入った瞬間、驚いた。
20人ぐらいの子どもたちが遊んでいて、何人かの子どもたちがしーちゃんに抱きつきに行った。そして、その後すぐに私の方にも抱きつきに来た。

かわいく、そして元気な子どもたちだった。

子どもは間違いなくかわいく希望に満ち溢れている。

レイプされた女性の子どもたちの施設と聞いていたので、どんな雰囲気かと想像がつかなかったが、雰囲気として幼稚園と一緒だった。子どもたちは元気よく遊び、元気よく勉強し、元気よくご飯を食べていた。

子どもたちと一緒に遊んでいてキッズサッカーを思い出した。
たんこぶコーチが関わった子どもたちはどうしているだろう~

そして、お母さんたちはその施設で子どもたちの先生をしている人もいれば、0歳から1歳ぐらいまでの子どもたちの面倒を見ている人もいる。そして手に職をつけるため手芸や美容師としての訓練を受けている。

この施設を見てかなり感動した。
子どもたちのためにもお母さんたちのためにも欠かせない施設であった。

そして最も感動したのが、施設長と話をした時だ。
施設長は私たちと話をしている時、ずっと「JICAに資金面でサポートしてほしい」と連呼していた。雙田隊員もずっと「JICAは資金面でのサポートはできない」といい続けているにもかかわらず、彼は言い続けていた。
そして、話をしている途中に提案書までも作成していた。
この施設は政府が運営しているわけでも、来ている子どもたちやお母さんからお金を得ているわけでもない。
収入源はほとんどなく、寄付金によってまかなっているらしい。

本当に経営がかなり苦しいようだった。
だから彼はそれでも言い続けていた。

話をしている時、「なぜ、わからないんだ?」と私は思っていた。

しかし、彼は私たちと別れる際に最後に言った。

「We never give up.」

そう、彼はJICAが資金面でサポートできないのは充分に認識しているのだ。
しかし、彼はこの施設を運営し、多くの女性と子どもたちを幸せにしたいと思っている。
だが、運営していくための予算は厳しい状況にある。
しかし、彼はあきらめるわけにはいかない。
よって、可能性は0に近いにもかかわらず、「自分のできることを全力でしている」
それが、提案書を書いたり私たちに何度も何度も頼み込むことだったのだ。

彼の最後の言葉は心に響いた。

そして思った。やはりこの世の中、お金は切っても切っても切り離せないものになっている。
何をするにあたっても金を大切になってくる。
もし私がカルロスゴーン並みの経営者だったならば、最高の運営方法をアドバイスできただろう。

無知すぎると思った。


勉強しよう。勉強しなければ、何も変わらない。

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by genta_ishibe87 | 2011-08-02 17:55  

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