Ethiopian Football

どうも、ドルベテのリオネル・メッシこと石部元太です。
今週の月曜日から日曜日にかけて、日本で言う、県や府を半分ぐらいにいた地域の中で、サッカーとバレーボールの大会が行われた。
その対象者は政府機関に所属して働いている人たち。要するに先生たちを中心にした大会が行われたのだ。
今年が一回目というこの取り組み、よくわからないが、なぜかドルベテが開催地で11チームが今週ドルベテに集結した。

もちろん、私もドルベテのフットボールチームのメンバーとして参加した。
試合は11チームを3つのグループに分け、グループリーグを行い、1位と総合で成績が良かった2位のチームが決勝トーナメントに進めるという形式だった。


第一戦 vsサカラ
私はこの試合で最高のプレーをしてやろうと思っていた。なぜならば、この大会はなかなか大きい大会のようで、周りにはドルベテ中の人たちが集まり、応援していた。その数およそ1000人以上。
もちろん、私の教え子である子どもたちも見ているため、何としても良いプレーをして子どもたちに「フットボールとは?」ということを教えてやりたいと思っていた。

しかし!!!

そんなかっこいいことを考えいた私だが、重要なことを忘れていた。私はそれほどサッカーが上手くなかったのだ。
この大会のレベルは中学校の球技大会レベルなのだが、私のチームはその中でもかなりレベルの低い方で、練習ではボランチをやらされていた私だが、本番になるとなぜかサイドに回されていた。
そして試合中に思った・・・。

「ボールが来ない・・・。」

そう、このチームの選手のほとんどの選手が「蹴る」「止める」「運ぶ」のサッカーの基本がほとんどできない。
30分-30分の試合で何もしないで終わってしまうと思っていたとき、私のみっともないドリブルからペナ付近でファールをもらった。試合は1対1の同点という状況。
そして、チームのキャプテンらしき人物ヨナスがボールをセットした。

「どきなさい!俺が蹴る!!」

こいつに蹴らしたら、絶対入らないと思い、本田ばりの威圧で言ってやった。
ふてくされていたが、簡単にゆずってくれた。

そして、自分で言うのも何だが、私が蹴ったボールは不細工な弧を描き、ハエが止まってるんちゃうかって思うくらいの遅い弾道でゆっくりとゴールに入っていった。

結局、3-2で緒戦をモノにしたドルベテ。私も1ゴール2アシストと何とか面目を保った。



第2戦 vsメチャ(マラウイ)
「簡単だぜ、エチオピア!!」と調子にのっていた私だが、この試合はほぼ何もしないで試合終了。試合も1-2の完敗だった。
後から振り返ったが、おそらく私に出たパスは1試合で2本。一度は自分のポジションの悪さが原因かと思ったが、彼らはまともにボールを蹴れていなかったような気がする。

フラストレーションが限界まで溜まっていたその時、ドルベテの一人の選手が倒され、仕返しにタックル!!
そして、我が科目リーダーのスマチョウがその次に相手に殴りかかり、観ていた観客1000人がその乱闘に向かって突進していきた。
警察が必死に止めるが、観客は興奮し、乱闘の所まで来て、すぐに引き返して行った。

「乱闘せえへんのかい!!」

と思わず突っ込みたくなった。エチオピア人のただ目立ちたいだけ精神が見られた場面だった。

その後、教師のくせに何百人の生徒が見ている前で相手を殴ったスマチョウには、泣くぐらい説教をしてやった。


第3戦 vsフネトサラム
私は次の日から用事があったため、この試合が最後となることが決まっていた。日本人の私がいて、グループリーグ突破できないとなると、もの凄い悔しいので、絶対に今日勝って決勝トーナメント進出を決めようとひそかに燃えていた。

そして、みんなでミーティングをした後、昼飯を食べようと注文していた時、コーチ・エリアスの携帯がなり、

「試合、11時からなんですけど・・・。」

現在、11時20分。完全にインフォメーション・ミスで試合時刻は過ぎていた。

この時点で負けやろと思いながら、急いでユニホームを取りに帰ってフィールドに駆けつけた。すでに試合は始まっていた。
普段、何事に対しても遅いくせに、こういう時はかなり早かった。

前半の途中から出してもらった意外と頼りにされている私は、後半、またもやFKのチャンスを得た。距離は40m。私は一つの作戦を考えた。

「枠行ったら入るんちゃうか?」

負けることだけは絶対に嫌だったので、ロングキックの感覚で蹴ってやった。
キーパーは完全に思った通りのファンブルをしてくれ、先制!!

この試合は真ん中においてもらった私は、ちょっとだけ数多くボールに触ることができ、3-0の圧勝でこの試合を終えることができた。1ゴール1アシストしたのだが、試合後、多くの人たちに囲まれて、

「ゲンタ、スゲー!」

「ゲンタ、ナイスプレー」

「ゲンタ、メッシ!!」

「ゲンタ、ライオン!!」

「ゲンタ、チャイナ!!」(チャイナちゃうわ!!)

絶対に私のプレーが良いとか悪いとかわかっていない人たちが、私をリオネル・メッシのように取り囲む。
こんなプレーで満足し、少しでも子どもたちの良い影響になれたことを光栄に思います。


スポーツオフィスから貸し出されているスパイク・・・。
このスパイクでものすごいテンションがあがる彼らは天才です!!
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リオネル・メッシと身長も体重も年齢も一緒というこの事実と違い・・・。
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3試合2FK ウケる・・・。
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by genta_ishibe87 | 2011-06-04 05:48  

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