Gentleman
先週、隣町に住む帰国間近の先輩隊員から連絡があった。
「アジスアベバで2勝することができました」
この先輩は私と同じ体育隊員で2年間活動してきたのだが、およそ1年以上かけてバスケ部を立ち上げ、熱心に指導をしてこられた。
ど田舎のバスケットボールがどういうものかも知らない子どもたちに一から徹底して教えてこられた。
そんな、先輩は以前、子どもたちに試合をさせてあげたいという思いからアジスアベバへの遠征を企画し、同じバスケ部を指導する首都隊員と共に試合を行った。
その時は首都の学校の強さを前にして1勝もできずに負けて帰って来ていた。
そのおよそ2カ月後、先輩が帰国する前に「何とか1勝させてあげたい」という思いから、2回目のアジス遠征が先週行われた。
そして、彼らは勝った。
アムハラ州の体育隊員を中心にしたメンバーは、先輩のチームの力になりたいという思いと自分たちがただ楽しみたいという思いから4回ほどの練習試合を行ってきただけに、この情報はすごく嬉しかった。
何よりも裸足でバスケをするような田舎の子どもたちが首都の強豪チームに勝つっていうことが何よりも凄いと感じ、そして嬉しかった。感動だ・・・。
まさに先輩が作り上げたドラマだと思った。
小さな町の小さな奇跡がここにはあった。
そんな、先輩の姿を見ながら、私の「We are the World FC」の子どもたちもたった半年だが、おそろしく成長している。半年間で中一の春から中一の終わりかけぐらいまでの成長はしたのではないかと思う。
技術に関しては「むちゃくちゃ下手」から「かなり下手」というレベルまでには成長したと思われる。
しかし、技術云々より、彼は確実に全てにおいての考え方が変わってきた。
「ゲンタ、明日メイクアップクラス(補講)があるから少し練習に遅れる。だから途中からでも入れてほしいのだが良いか?」
「ゲンタ、練習前の自主練習したいからボール持っていってもいいか?」(とわざわざ学校まで来て、練習1時間前にボールを取りに来るタンサイ)
「ゲンタ、今日家の手伝いが急に入って練習に来れなかった。だから俺は今から自分で練習するよ」(そして一人でコンドームボールを蹴りだすオスマン)
以前の彼らにこんなことが言えただろうか?いや、絶対に言えなかった。
日本の子どもたちなら当然のように言うかもしれない。
しかし、エチオピアの子どもたちにとっては自主的にこのようなことを言ってくるのは、かなり大きな進歩ではないかと私は思う。
「サッカーは子どもを大人にし、大人を紳士にするスポーツだ。そして紳士を子どもに返すスポーツだ」
と名称・松田保先生は言っておられた。
まさにその通りだ。彼らは少なからず大人へと成長しているのかもしれない。そして、いつかジェントルマンになる日が来ることを私は望む。
最近、エチオピア人の先生に「Gentaの意味はGent(紳士)っていう意味なのか?」とよく聞かれる。
訓練所時代の英語の先生で「ゲンタ、うるさい!!」「ゲンタ、ちゃんとしなさい!!」「特にないけど、ゲンター!!」と私のことを常に怒鳴ってくれていたアデルも、
「ゲンタルマン、ゲンタルマン、だはははははははは!!笑」
とよく言っていた。
当時、英語が全くわかっていなかった私は、「何を笑っているんだ?ゲンタルマンって何だ?」と理解していなかったが、ようやく最近言っている意味がわかった。
Gentaっていう名前の意味はそうだったのか!!!
私の両親は間違いなく天才だ。
名前に負けないように、私も子どもたちと共に、サッカーを通じて「Gentelman」になろう。
※3月6日(日)
初の対外試合(vsダングラー高校)14:00キックオフ
応援に来れる人はぜひドルベテスタジアムへ!!
最近、教育課程の本を読んで教育について一から学びなおして、こんなことを感じる今日この頃・・・。
その本↓
めっちゃ勉強になる。
良い顔するっしょ!!!①
良い顔するっしょ!!!②
ゲンタルマンとアデル
料理の技術成長中!!!①
何も意識していないのに、エチオピア国旗カラーになっているところが、
常に図工5やった私の実力!!!自己満・・・。
料理の技術成長中!!!②
ということで、石部隊員はしっかり食べています!!
料理の技術成長中!!!③
ということで現在、下痢4日目・・・。
エチオピアをナメるなよ!!俺!!!
「アジスアベバで2勝することができました」
この先輩は私と同じ体育隊員で2年間活動してきたのだが、およそ1年以上かけてバスケ部を立ち上げ、熱心に指導をしてこられた。
ど田舎のバスケットボールがどういうものかも知らない子どもたちに一から徹底して教えてこられた。
そんな、先輩は以前、子どもたちに試合をさせてあげたいという思いからアジスアベバへの遠征を企画し、同じバスケ部を指導する首都隊員と共に試合を行った。
その時は首都の学校の強さを前にして1勝もできずに負けて帰って来ていた。
そのおよそ2カ月後、先輩が帰国する前に「何とか1勝させてあげたい」という思いから、2回目のアジス遠征が先週行われた。
そして、彼らは勝った。
アムハラ州の体育隊員を中心にしたメンバーは、先輩のチームの力になりたいという思いと自分たちがただ楽しみたいという思いから4回ほどの練習試合を行ってきただけに、この情報はすごく嬉しかった。
何よりも裸足でバスケをするような田舎の子どもたちが首都の強豪チームに勝つっていうことが何よりも凄いと感じ、そして嬉しかった。感動だ・・・。
まさに先輩が作り上げたドラマだと思った。
小さな町の小さな奇跡がここにはあった。
そんな、先輩の姿を見ながら、私の「We are the World FC」の子どもたちもたった半年だが、おそろしく成長している。半年間で中一の春から中一の終わりかけぐらいまでの成長はしたのではないかと思う。
技術に関しては「むちゃくちゃ下手」から「かなり下手」というレベルまでには成長したと思われる。
しかし、技術云々より、彼は確実に全てにおいての考え方が変わってきた。
「ゲンタ、明日メイクアップクラス(補講)があるから少し練習に遅れる。だから途中からでも入れてほしいのだが良いか?」
「ゲンタ、練習前の自主練習したいからボール持っていってもいいか?」(とわざわざ学校まで来て、練習1時間前にボールを取りに来るタンサイ)
「ゲンタ、今日家の手伝いが急に入って練習に来れなかった。だから俺は今から自分で練習するよ」(そして一人でコンドームボールを蹴りだすオスマン)
以前の彼らにこんなことが言えただろうか?いや、絶対に言えなかった。
日本の子どもたちなら当然のように言うかもしれない。
しかし、エチオピアの子どもたちにとっては自主的にこのようなことを言ってくるのは、かなり大きな進歩ではないかと私は思う。
「サッカーは子どもを大人にし、大人を紳士にするスポーツだ。そして紳士を子どもに返すスポーツだ」
と名称・松田保先生は言っておられた。
まさにその通りだ。彼らは少なからず大人へと成長しているのかもしれない。そして、いつかジェントルマンになる日が来ることを私は望む。
最近、エチオピア人の先生に「Gentaの意味はGent(紳士)っていう意味なのか?」とよく聞かれる。
訓練所時代の英語の先生で「ゲンタ、うるさい!!」「ゲンタ、ちゃんとしなさい!!」「特にないけど、ゲンター!!」と私のことを常に怒鳴ってくれていたアデルも、
「ゲンタルマン、ゲンタルマン、だはははははははは!!笑」
とよく言っていた。
当時、英語が全くわかっていなかった私は、「何を笑っているんだ?ゲンタルマンって何だ?」と理解していなかったが、ようやく最近言っている意味がわかった。
Gentaっていう名前の意味はそうだったのか!!!
私の両親は間違いなく天才だ。
名前に負けないように、私も子どもたちと共に、サッカーを通じて「Gentelman」になろう。
※3月6日(日)
初の対外試合(vsダングラー高校)14:00キックオフ
応援に来れる人はぜひドルベテスタジアムへ!!
最近、教育課程の本を読んで教育について一から学びなおして、こんなことを感じる今日この頃・・・。
その本↓
めっちゃ勉強になる。
良い顔するっしょ!!!①
良い顔するっしょ!!!②
ゲンタルマンとアデル
料理の技術成長中!!!①
何も意識していないのに、エチオピア国旗カラーになっているところが、
常に図工5やった私の実力!!!自己満・・・。
料理の技術成長中!!!②
ということで、石部隊員はしっかり食べています!!
料理の技術成長中!!!③
ということで現在、下痢4日目・・・。
エチオピアをナメるなよ!!俺!!!
by genta_ishibe87 | 2011-02-27 03:09